パフォーマンスプラクティスとは?
山口県のクラリネット教室、フジヤマクラリネットスタジオです。
友人たちと練習をしてきました。
普段の練習環境とは異なる場所で練習すると、どのような経験が得られるのでしょうか?
インテルジュクサカにて

以前も使わせていただいた、素敵なインテリアのお店です。店舗奥には倉庫のような展示スペースがあります。天井が高く響きが良いため、自分の音も普段とは違って聞こえます。合奏では、他の演奏者の音が聞こえたり聞こえなかったりと変化があり、その場の音響環境に瞬時に適応してバランスを取る必要があります。
また、普段と異なる椅子の高さは、演奏時の新たなストレス要因となったり、照明環境の違い(暗すぎて譜面が見えないなど)、外部のノイズ(道路や工事の音)、観客の存在(人の目があることによる緊張感や高揚感)といった要素に直面しながら、いかに演奏に集中してベストのパフォーマンスを発揮できるか—これが重要な課題となります。
今回は普段から一緒に演奏している仲間たちとのカジュアルな練習だったため、特別な緊張感はありませんでしたが、音響やバランスの違いを明確に感じ取ることができました。
このように、様々な環境下での練習が演奏の向上に不可欠だと実感しました。
パフォーマンスプラクティスを理解する
パフォーマンスプラクティスとは、演奏会、コンサート等、本番で最高の演奏を披露するための準備と手法を指します。これには、楽曲への深い理解、技術の向上、そしてプレッシャーの下でも効果的に演奏できる自信を養うための様々な取り組みが含まれます。
パフォーマンスプラクティスの主要な要素
模擬演奏
演奏プログラムを通して演奏してみる。
少人数の観客の前で演奏し、フィードバックを得ながら本番で予想される舞台不安を和らげる。
メンタル面での準備
イメージトレーニングを通じて精神的な自信を育む。
リラックス法を活用して不安やストレスに対処する。
技術的な調整
楽器のコンディションを最適な状態に整える。
演奏会場の特性に合わせて音響を理解し、音の届け方を研究しておく。
パフォーマンスプラクティスの利点
自信の構築 反復練習と模擬演奏を重ねることで、自身の能力への確信を深め、本番でのプレッシャーに対処しやすくなります 練習中に課題を発見し改善することで、自信を持って演奏できます。
集中力の向上 本番の会場や異なる環境下の演奏を通じて、本番に必要不可欠な集中力と注意力を磨くことができます。
観客との交流 練習のうちから聞いてもらうことで、観客とのエンゲージメントを学び深め、演奏全体の質を高めることができます。
コンサート、本番前にパフォーマンスプラクティスが推奨される理由
予期せぬ事態への備え パフォーマンスプラクティスを通じて、技術的な問題や舞台恐怖症といった予期せぬ状況にも適切に対応できる準備が整います。
プロフェッショナリズムと卓越性 洗練された高度な演奏を、プロフェッショナルとして確実に披露することが身につきます。
フィードバックの機会 模擬演奏を通じて得られる建設的なフィードバックは、演奏の質を高めるための貴重な改善機会となります。
このように、パフォーマンスプラクティスは必要不可欠な準備過程です。重要な演奏の場で最高のパフォーマンスを実現するだけでなく、技術面の向上と共に、舞台で成功するために必要な精神力も養うこととなります。
音楽家さん募集中
今後も、このような、おさらい会であり、パフォーマンスプラクティスといった場所を作っていく予定です。いつも練習していて、成果を発表できてない方や、大きなオーディションやコンクールを控えている方、など連絡してください。
アカウンタビリティーラボ登録受付中
こちらはオンラインで取り組めます。 過去ブログを参照してください。
ここで培った知識でパフォーマンスプラクティスしたら最強の本番になること間違いなし!
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