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ヴァイオリン楽器体験:子供達が教えてみた〜言語化の難しさ発見


楽器体験


山口県のクラリネット教室、フジヤマクラリネットスタジオです


楽器体験
こうやって持つの!


先日の年末「弾きあい会」で楽器体験の募集をしたところ、小学生とそのご家族がヴァイオリン体験に来てくださいました。音楽に興味を持ってもらい、きっかけを提供し、より身近に感じてもらうことを目的としています。



私たちが提供できるのは、クラリネットとヴァイオリンです。

今回はヴァイオリンの仲間が3人いましたので、彼女たちに指導を任せることにしました。

娘がサイズアウトした3/4サイズのヴァイオリンを体験用として準備しました。


まずは弓の持ち方から始めました。右手の使い方、弓の支え方、なぜグーで握ってはいけないのか―自分たちでデモンストレーションをしながら、言葉で説明し、試行錯誤しながら伝えていきました。


教える側も、2歳からヴァイオリンを始めた者から9歳で初めて触れた者までおり、それぞれの教え方を私は興味津々で見守っていました。


右手の使い方は長い時間をかけて習得していくものなので、細部までは伝えきれませんでしたが、その繊細さと重要性は体験者の方々にも伝わったことでしょう。

子供達は同年代ということもあり、大人が言葉で説明しすぎてしまうところを感覚的にシンプルに伝えることができていました。この点で「楽器体験」では特に効果的だったと思います。


次にヴァイオリン本体の構え方に移りました。アゴの置き方はぎこちないものの、弓を構えて音を出してみます。


「おーっ」という歓声が上がり、


自分で出した音の振動が体に伝わり、自然と笑顔がこぼれました。


教える側も、コツを掴んだのか、こうしてみようああしてみようとアイディアが飛んできました。結局、ご両親とも体験されて、ヴァイオリンの楽しさを共有できてとても良かったです。


教えた側の感想

「自分が習ったことは覚えているけれど、初めての人にどんな風に言葉で伝えれば良いかわからなくて難しかった」



我々大人でもそうですが、言語化していく訓練をしていないと的確な指示はできないですね。まさに私が学んだ点でもあります


言語化の難しさ


音楽の抽象的な概念や身体感覚を言葉で伝えることは大きな課題となります。


言語化の重要性と工夫
  1. 理解の促進: 言葉で説明することで、新しい知識を整理し定着させることが重要です。大人の生徒には理解しやすい言葉を選んで説明し、子供には分かりやすく伝えることを心がけます。

  2. 共通認識の形成: 教える側と教わる側が同じ理解に至っているか確認することが大切です。例えば、手の形を丸く保つ理由について共通の認識を持つことが重要です。

  3. フィードバックの提供: 具体的な言葉を使って、音の聞こえ方や改善点を明確に伝えます。

工夫としてのビジュアルエイドと模範演奏

視覚的な補助と模範演奏を組み合わせることで、より深い理解が得られます。鏡を使って自分の姿勢を確認したり、模範演奏との聴き比べを通じて、音楽の抽象的な概念をより具体的に理解することができます。



このような形で、子供たちから貴重な学びを得ることができました。

音楽が共通言語として存在することこそ、最も素晴らしい点だと感じています。



機会あれば、楽器体験も不定期に開催しています。お問い合わせください。



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